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DOY JUN Lifting Guide

ネックリフトと広頚筋のたるみ

首の老化と広頚筋のたるみの関係、首の手術で起こりやすい治療のしすぎと不足、垂直方向のネックリフトや拡大ディーププレーンといった手術方法、あご下の切開の必要性とリスクについて、研究論文の要旨をもとにまとめました。

参考論文 5件

要点まとめ

  • 美しい首の輪郭は、顔の若返り手術の土台と考えられています[1]。
  • 首の手術で見た目の問題が起こるのは、首の構造を治療しすぎたり、治療が足りなかったりする場合が多く、広頚筋を境に、浅い構造は治療しすぎ、深い構造は治療不足になりやすいと説明されています[2]。
  • ディーププレーン法を首まで広げ、皮膚とSMAS、広頚筋をひとかたまりで引き上げる方法が、著者らの経験と解剖学的な根拠をもとに紹介されています[3, 4, 5]。
  • 低侵襲の手技の登場とともに新しい合併症も現れてきたという指摘があり、方法を選ぶ前に、まず正確な評価が必要です[2]。

首の老化と広頚筋

広頚筋(platysma)は、首の前側の皮膚のすぐ下に薄く広がる筋肉で、上は顔のSMASの層とつながっています。年齢を重ねると、この筋肉の前の縁がゆるんで首に縦の帯のように見えたり、あご下の輪郭がぼやけたりする変化が起こることがあります。

ネックリフトを扱ったレビューは、美しい首の輪郭はいまも顔の若返りの土台であると説明し、ネックリフトに関わる解剖を詳しく取り上げています[1]。首は皮膚、脂肪、筋肉、さらに深い構造が層になって重なっているため、どの層に問題があるのかを見分けることが大切です。

首の手術で起こりやすい問題

首の手術の落とし穴を扱ったレビューは、見た目の問題の多くが、首の構成要素を治療しすぎたり、治療が足りなかったりすることで起こると説明しています[2]。広頚筋を境にすると、浅い構造は手が届きやすいため治療しすぎる問題が、深い構造は手が届きにくいため治療不足や全体のアンバランスが起こりやすいとしています[2]。

同じレビューは、首のすべての構造を正確に評価し、バランスよく治療する戦略によって、こうした問題を予防し、修正できるとまとめています[2]。たとえば、浅い脂肪だけを取りすぎて深い構造の問題を見落とすと、首の輪郭がかえって不自然になることがあります。

広頚筋を扱う手術方法

垂直方向のネックリフト(vertical neck lifting)は、ディーププレーンフェイスリフトを首まで広げた方法で、皮膚、SMAS、広頚筋の複合体をひとつの単位として引き上げます[3]。首のたるんだ組織を横や耳の後ろではなく、顔の方向へ垂直に移動させることが目標で、そのために皮弁を下あごの角(下顎角)から首まで広げ、広頚筋の移動を妨げている首の支持靭帯をゆるめます[3]。

別の著者らは、解剖学的、発生学的な根拠を挙げて、首の老化の治療にディーププレーンフェイスリフトを用いる理由を説明しています。この方法は頬の中ほどの軟部組織の移動と直接つながっているため、首の改善を最大限に引き出せるというものです[4]。

拡大ディーププレーンフェイスリフトを紹介したレビューは、頬骨皮膚靭帯、咬筋皮膚靭帯、下顎皮膚靭帯、頚部支持靭帯という4つの主な支持靭帯をゆるめ、複合皮弁を移動させて、頬の中ほどと下顎角のあたりにボリュームを与えると説明しています[5]。首では広頚筋のディーププレーンの剥離を広げ、広頚筋でハンモックのような支えをつくって顎下腺を支え、下あごの輪郭をくっきりさせ、首を直接開く必要を減らすことに重点を置くとしています[5]。

あご下の切開をあわせて行う場合

首の中央の広頚筋を直接縫い合わせるあご下の手術も、首の手術でよく取り上げられる方法です。垂直方向のネックリフトを紹介した著者らは、首の中央の広頚筋の手術は垂直方向への移動を妨げるため、通常は行わないと述べています[3]。

同じ著者らは、顔の老化がみられる患者さんの多くは垂直方向のネックリフト単独のよい適応である一方、あご下の手術をあわせて行う適応も別にあると説明しています[3]。拡大ディーププレーン法も、首を開く必要を減らす方向に重点を置いています[5]。どのような場合にあご下の切開が必要かは、首の解剖学的な状態を見て判断します。

リスクと限界

首の手術でも、低侵襲の手技の登場とともに新しい合併症が現れてきたという指摘があります[2]。侵襲が少ない方法だからといって、いつもリスクが少ないとは言い切れない理由です。

ディーププレーンでの首の手術を紹介した著者らは、安全で安定した結果を得るために、解剖学的な目印と技術的な細部を詳しく取り上げています[4]。このほか、出血や血腫、感染、傷あと、皮膚の感覚の変化、神経損傷、左右差といった一般的なリスクがあります。今回参考にした資料の多くは著者の方法と経験を紹介したレビューであり、方法ごとの結果や持続期間を数値で比較した根拠は含まれていません。

カウンセリングで確認したいこと

首のたるみの原因は、皮膚、脂肪、広頚筋、さらに深い構造のどこにあるかによって異なります。診察でそれぞれの層の状態を確認し、顔の下半分とあわせて治療するのか、首だけを治療するのかを相談することをおすすめします。

  • 首のたるみの主な原因がどの層にあるのか
  • フェイスリフトとあわせて行う必要があるかどうか
  • あご下の切開が必要かどうか、またその理由
  • 脂肪を取る範囲と、治療しすぎるリスク
  • 回復の経過と合併症への対処

よくある質問

首の脂肪を取るだけで、首のたるみは解消しますか?
首の見た目の問題は、浅い構造を治療しすぎたり、深い構造の治療が足りなかったりすることで起こる場合が多いと説明されています[2]。そのため、脂肪だけを扱うのか、広頚筋やさらに深い構造まで扱うのかは、正確な評価によって決める必要があります[2]。ご自身の首の状態は、診察で確認することをおすすめします。
ネックリフトは、フェイスリフトとあわせて受ける必要がありますか?
垂直方向のネックリフトと拡大ディーププレーン法は、顔のディーププレーンの剥離を首までつなげ、皮膚とSMAS、広頚筋をいっしょに移動させる方法です[3, 5]。ディーププレーン法は頬の中ほどの軟部組織の移動と直接つながっていて、首の改善に役立つという説明もあります[4]。ただし、首だけを治療するかどうかは、たるみの位置と程度によって変わります。
首の中央は必ず切開しなければなりませんか?
垂直方向のネックリフトを紹介した著者らは、首の中央の広頚筋の手術を通常は行わず、多くの患者さんは単独の手術のよい適応だと考えていました[3]。ただし、あご下の手術をあわせて行う適応も別に説明されています[3]。必要かどうかは、首の解剖学的な状態を見て判断します。

参考文献

  1. Charafeddine AH, Couto RA, Zins JE. Neck Rejuvenation: Anatomy and Technique. Clin Plast Surg. 2019.PubMed 31514809DOI
  2. Gordon NA, Paskhover B, Tower JI, et al. Neck Deformities in Plastic Surgery. Facial Plast Surg Clin North Am. 2019.PubMed 31587772DOI
  3. Jacono AA, Talei B. Vertical neck lifting. Facial Plast Surg Clin North Am. 2014.PubMed 24745389DOI
  4. Gordon NA, Adam SI. The deep-plane approach to neck rejuvenation. Facial Plast Surg Clin North Am. 2014.PubMed 24745388DOI
  5. Jacono A, Bryant LM. Extended Deep Plane Facelift: Incorporating Facial Retaining Ligament Release and Composite Flap Shifts to Maximize Midface, Jawline and Neck Rejuvenation. Clin Plast Surg. 2018.PubMed 30268241DOI

この記事は、DOY JUN美容外科が海外の学術誌に掲載された論文の要約(抄録)をもとに韓国語でまとめた一般的な健康情報を、翻訳したものです。治療方法や結果は個人の状態によって異なるため、正確な診断と治療計画は専門医へのご相談でご確認ください。

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